一人でくらしていたおばあちゃんが
同じ街に引っ越してきました。

孫のことは少し忘れてしまったのかも
しれないけどひ孫のことは気に入ったようです。

日曜日に公園で娘と遊んだあと
おばあちゃんに会いに。

最近の流れになっています。

季節がかわり、
朝、すれ違う人達の顔ぶれもかわりました。
とても、新鮮に感じます。

震災から一月半。

少しずつ、前に進める人もいれば、
個人の力では抗えないような出来事に
直面している人もいて。

もし、近くに避難してくるひとがいるならば
優しくしてあげたいと思います。

11日の地震のときは職場にいました。

今まで、経験したことがない揺れが
長時間続き、全員で外に避難しました。

皆の無事を確認したあと、それぞれ、家族に
連絡をしようとしたが、まるでつながらず、
不安だけがつのってきました。

その後も大きな余震が続き、仕事は途中で
切り上げ、急いで帰宅しました。

通勤は自転車なので、問題なく帰れました。

家に帰ると、驚くほど、家族は元気で
ほっとしましたが、TVのニュースをみて愕然としました。

日本で一体、何が起きているんだろうと思うぐらい、
恐ろしい映像が流れてきました。

不安な日々は続き、
いまだに、被害の全容がみえてきません。

地震において、被災された方々へ
謹んでお見舞い申し上げます。

透明水彩は、ほとんど水で描くので
ちいさなチューブで何枚でも描ける。
買い足すことはほとんどない。

アクリル絵の具はたっぷり重ねて
使うので、数枚描くと、すぐなくなってしまう。

色にもよるけど
小さなチューブで５００円前後。

学生の頃は、欲しいものがあるとき、
絵の具何本分の値段か、換算して
どっちをとるか悩んでいた。

アクリル絵の具に新しく
リキテックスプライムという種類がでてて、
透明度がとても高いらしい。

ちょっぴり割高なんだけど、惹かれるものがある。

何を我慢して買おうかな。

最近、実家の整理を少ししている。

押し入れのなかやダンボール、
本棚の奥には
画集や図鑑がたくさん眠っていた。

さすが、自分。

趣味はかわらず。

とっても、すばらしい絵や資料がいっぱい。

当分、資料にはこまらなそうです。

10年前の落書き帳をみると、
いまとモチーフはそんな変わっていない。

片目の海賊、けむくじゃらのかいじゅう、
宇宙飛行士の少年とロボット、
さびしいオオカミ、3人の音楽家。

10年前はそれを
絵の具で描くことができなかった。

10年たった今、それを描ける自分がいる。

絵を描いてて嬉しいことは
自分のなかで成長を感じられること。

１０年後には
もっと描けるようになっているのかな。

１０年前とちがうのは落書きのなかに
家族がいること。

休日に娘と公園で一日遊んでた。

とても幸せな一日。

今年はいろいろとあったけど、
家族のおかげで
前をむいてすすむことができた。

１０年前なら乗り越えられなかったような気がする。

来年もいい一年になるよう
がんばろうかな。

絵の描き方が二つある。

静と動。

静。
下書きをつくって完成された世界を
画面に構築していく描き方。

在るべき世界を画面に彫りこんでいくような
描き方。

動。
下書きなしで、心のままに、
筆先から走らせる。

完成度は気にせずに、
思うがままに。

画面から飛び出し踊りだすような絵。


もともと、持っていたのは動の描き方。
絵を学び、身につけたのは静の技術。

二つがぶつかって、自分の絵が
かけなくなった時期があった。

自分の絵を取り戻すために
身につけた技術をこわす必要があった。

数年、使い込んだアクリル絵の具をすて、
透明水彩にしたのはそのため。


この前、家のドアにペンキでかいじゅうの絵を
描いた。

とても、楽しく、いきいきかけた。

こういう風にかけるなら、アクリルで作品を
作ってもいいなと思う。